レッスン 3:ユーザとデバイスを設定する
基盤となるインフラストラクチャの準備が整ったら、ユーザとグループを追加します。また、組織内のコンピュータやモバイルデバイスを簡単に管理できるようにするために、いくつかのサービスを設定します。
手順 1:ユーザとグループを設定する
ローカル・ネットワーク・ディレクトリに必要なだけのユーザアカウントを作成し、サービスへのアクセス権ごとに、または単にアカウントを見つけやすくするために、ユーザアカウントをグループにまとめます。
Server アプリケーションのサイドバーで「ユーザ」を選択して、各従業員に 1 つずつユーザアカウントを作成します。
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ポップアップメニューから「ローカル・ネットワーク・ユーザ」を選択して、「追加」をクリックします。
詳しくは、「Server ヘルプ」の「ユーザアカウントを作成する」を参照してください。
ユーザの作成が完了したら、ユーザグループを作成します(「営業」、「請負業者」など)。
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Server アプリケーションのサイドバーで「グループ」を選択し、ポップアップメニューから「ローカル・ネットワーク・グループ」を選択して、「追加」をクリックします。
詳しくは、「Server ヘルプ」の「グループを作成する」を参照してください。
ユーザアカウントはサービスへの認証に使用しますが、必要に応じて、ユーザのホームフォルダをサーバ上に保存するためにも使用できます。ネットワーク・ホームディレクトリについて詳しくは、「Server ヘルプ」の「ユーザのホームフォルダの場所を選択する」を参照してください。
手順 2:バックアップサービスを設定する
OS X Server の Time Machine バックアップサービスをローカルネットワーク内のすべてのコンピュータに提供できます。このサービスを利用することで、クライアントコンピュータのデータ保護を強化し、ユーザの負担を減らすことができます。
セキュリティを高めるために、Time Machine でサーバ自体のバックアップも別のディスクに保存するようにしてください。
Time Machine バックアップサービスの設定方法については、「バックアップを集中管理する」のチュートリアルを参照してください。
手順 3:構成プロファイルを作成する
構成プロファイルを使用すると、クライアントコンピュータおよびデバイスにサービス設定を簡単に配布できます。プロファイルは OS X Server の「プロファイルマネージャ」で作成して社内 Web サイトに公開できます。ユーザは自分用のプロファイルをインストールするだけですばやくコンピュータを構成できます。
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「プロファイルマネージャ」の設定方法およびユーザとデバイス用の構成プロファイルの作成方法については、「デバイスを管理する」のチュートリアルを参照してください。
前の手順で Time Machine サービスを設定したので、Time Machine 設定も忘れずにプロファイルに追加してください。これにより、プロファイルをインストールするだけで、Time Machine サービスを使用するための構成が自動的に完了します。