レッスン 2:ファイル共有を利用する

このレッスンでは、レッスン 1 で作成したような共有フォルダに接続する方法を学びます。このレッスンでは、クライアント Mac または iOS デバイス上ですべての操作を行います。レッスン 1 を完了している場合は、Mac はサーバに接続されたままになっているはずです。

Mac を使用して接続する

  • ローカルネットワーク上。ローカルネットワーク上の Mac コンピュータは、Finder サイドバーの「共有」セクションに表示されます。リストからサーバを選択して、「別名で接続」をクリックします。

  • ローカルネットワーク以外。Finder で「移動」>「サーバへ接続」と選択し、アドレス(ホスト名または IP アドレス)を入力して「接続」をクリックします。

ファイル共有の接続画面のイメージ

サーバではユーザ名とパスワードを使って認証するか、ゲストとしてファイルにアクセスします。

iOS デバイスを使用して接続する

iOS を使ったファイル共有は、App 固有の方法で処理されます。

iOS App から任意のファイルサーバに接続するには、明示的に iOS ドキュメント共有フレームワークをサポートしている必要があります。ファイル共有アクセスはシステム全体で利用可能なわけではありません。

  • iOS App がこのフレームワークをサポートする場合、iOS 9 以降がインストールされているデバイスからサーバへの接続を設定できます。「設定」>「メール、連絡先、カレンダー」>「その他」と選択し、「OS X Server アカウントを追加」をタップして新しいアカウントを作成します。

    iOS の WebDAV サインイン

「Pages」を使って共有フォルダを表示する

  • iOS デバイスに「Pages」がインストールされている場合は、「追加」ボタン 追加 をクリックすると、リスト内のサーバを確認できます。

おめでとうございます!

これで、新しい自分だけの共有フォルダを作成できるようになりました。

次のステップは

ファイル共有についてはまだ学ぶことがたくさんあります。たとえば、もっと複雑なアクセス権の組み合わせを設定したり、アクセス制御リストを利用したり、フォルダだけでなくホームディレクトリを提供したりすることができます。

これらの詳細については、「Server ヘルプ」をご覧ください。

Time Machine バックアップサービスは、バックアップファイルの保存に共有フォルダを使用します。「バックアップを集中管理する」のチュートリアルをご覧ください。

加えて、インターネット経由で安全にファイルを共有する方法について、「公衆アクセスを構成する」のチュートリアルをご覧になることをお勧めします。