レッスン 1:ファイル共有を設定する

このレッスンでは、サーバの 2 番目のハードディスクに「Locker」という名前の共有フォルダを作成し、Mac コンピュータおよび iOS デバイス用のプロトコルを設定し、そのフォルダ内のファイルを作成、変更、削除できるユーザは自分だけであることを指定します。

このレッスンで学ぶ内容は、以下の通りです:

  • ファイルを共有するようにサーバを設定する

  • フォルダを作成し、共有する

  • フォルダへのアクセスを制限する

手順 1.「ファイル共有」を選択する

  • Server アプリケーションを開き、OS X Server で利用可能なサービスのリストを表示します。「ファイル共有」を選択します。

手順 2.フォルダを選択する

共有書類を保持するフォルダを作成します。

  • 共有フォルダを作成するには、追加ボタン(追加)をクリックします。

    矢印で共有フォルダの追加ボタンを示しています

    2 番目のハードディスクに「Locker」という名前のフォルダを新規作成します。

    矢印で共有フォルダを示しています

手順 3.共有フォルダへのアクセスを制限する

  • 「Locker」という名前の共有フォルダを選択し、「編集」ボタンをクリックします。そのフォルダに接続できるユーザ、および接続方法を設定します。

    アクセスリスト

    設定

    オーナー(自分)

    「読み出し/書き込み」のまま

    プライマリグループ

    「読み出し専用」に変更

    ほかの全員

    「読み出し専用」のまま

    矢印で読み出し/書き込みアクセス権を示しています

手順 4.共有プロトコルを構成する

プロトコルとは、共有接続のさまざまなタイプのことです。設定するプロトコルにより、共有フォルダに接続できるデバイスの種類が決まります。

  • Locker の編集中にそのフォルダのプロトコルを設定します。完了したら「OK」をクリックします。

    プロトコル

    有効?

    使用できるデバイス

    iOS

    はい

    iOS 9 以降を搭載した iOS デバイス

    SMB

    はい

    Mac コンピュータと PC

    AFP

    はい

    Mac コンピュータ

    矢印でプロトコルを示しています

手順 5.サービスを入にする

  • ボタンをクリックしてファイル共有サービスを有効にします。

    ファイル共有サービスの入スイッチ

手順 6.構成をテストする

  • ローカルネットワークで、クライアントの Finder サイドバーの「共有」セクションに表示されるサーバをダブルクリックします。

    サーバは、ファイルへの読み書きを許可する前に、ユーザ名とパスワードの入力を要求します。

    接続先のフォルダを選択でき、そこに「Locker」が表示されていれば、設定は正常に動作しています。

    フォルダのオーナーのログイン名とパスワードを入力し、「接続」をクリックします。

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